さよりさんち。

30代女の備忘録に近い呟き。

詰め込まれた1日と、父。


ここ数日は外出する機会が多かったけれど、今日が一番「予定」を詰め込んでいた気がする。


というのも、私が通っている病院の類は土日休みであることが多いにも関わらず、来月から1ヶ月程は(無事続けることが出来れば)土日以外の仕事休みが無さそうだったからだ。


財布の中に200円ほどしか無くなっていた娘の現状をどこかで察したのか、……単なるたまたまか、珍しく連絡をして来た父がコロナで大変だろうと少しの助け船をくれたので、医療費と少々の食費に充てさせて貰うことにした。


父。

私は父のことをよくは知らない。物心ついた頃にはもう、両親は離婚していた(らしい)。


らしい、と言うのも、ある程度私が成長するまでの間、その事実はずっと母からも父からも、勿論他の親族からも、全く伝えられていなかったからである。


五年以上家に帰って来ない、二年に一回程度電話をかけてくる、さして顔も覚えていない父。今考えれば明らかにおかしな点だらけだったと言うのに、それでも小さな頃の私は、母が話していた嘘をそのまま信じて、ただただ、別に住んでいるだけ、と思っていた。


ほんの時折帰って来ては、母と喧嘩して出て行く父の事を、それでも嫌いにはなれなかった。


今でも特に嫌っている訳ではない、むしろ好きだとか嫌いだとかの関心を持てる程、父という人間をよく知らないというのが正しいのだろうと思う。


当時、父と母の間に何があって離れることになったのかも、私は知らない。


それでも、今、罪滅ぼしのつもりか、素直な愛情なのかは分からないものの、たまに会うと決して悪くはない扱いをしてくれて。今回もこうして、何も話していないにも関わらず、生活費を送ってくれるような父に対して、どういう感情を持てば良いのか分からずにいる私は、中々に冷たい人間なのだろうかと、思うこともある。


さて、明日は初出勤。

なんだかもっと色々書きたいこともあった気がするのだけれど、考えていると又、夜更かししてしまいそうだから、今日はこの辺にしておこう。


おやすみなさい。